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はじめに|「未来の成長分野」に集中投資できるETF
これまでの【米国ETF入門シリーズ】では、株式・債券・金・REITといった異なる資産クラスのETFを紹介してきました。今回取り上げる「テーマ型ETF」は、資産クラスというより「投資するテーマ」に着目したETFです。
AI(人工知能)、半導体、クリーンエネルギーなど、成長が期待される特定の分野に集中投資できる点が魅力ですが、その分値動きも大きくなりやすい商品です。今回は、テーマ型ETFの特徴とメリット・デメリットについて解説します。
テーマ型ETFとは
まずテーマ型ETFの基本的な考え方を整理しましょう。
・テーマ型ETF:AI、半導体、クリーンエネルギーなど、特定のテーマ・成長分野に関連する銘柄を集めたETF
・セクター型ETFとの違い:セクター型は業種(ヘルスケア、金融など)で分類するのに対し、テーマ型はより狭いテーマで銘柄を選定する
・通常型インデックスETFとの違い:S&P500など幅広い銘柄に分散するのではなく、特定分野に集中して投資する【米国ETF入門シリーズ④】で紹介したセクター別ETFよりもさらに対象を絞り込み、「AIに関連する企業」「半導体に関連する企業」のように、投資テーマそのものに着目して銘柄が選定される点が特徴です。
代表的なテーマ型ETF
米国市場に上場している代表的なテーマ型ETFを見てみましょう。
同じ「テーマ型」でも、指数に連動するパッシブ運用のものと、ARKKのように運用会社が銘柄を選定するアクティブ運用のものがある点にも注意しましょう。
テーマ型ETFのメリット・デメリット
これまで紹介してきた幅広く分散するインデックスETFと比較してみましょう。
テーマ型ETFは「当たれば大きなリターンが期待できる」一方で、「テーマの人気が続かなければ長期低迷することもある」という、ハイリスク・ハイリターンな性質を持っています。
初心者が気をつけたい3つのポイント
テーマ型ETFを検討する際は、次の点を押さえておきましょう。
1. 特定テーマへの集中投資であり、通常型ETFよりも値動きが大きくなりやすい
2. 一時的なブームで資金が集まりやすく、人気が落ち着くと資金流出・価格下落が起こりやすい
3. 経費率が通常型ETFより高めに設定されていることが多いこれまでのシリーズで紹介してきたS&P500型ETFなどを資産形成の「核(コア)」としたうえで、テーマ型ETFは資産の一部を使った「サテライト」的な位置づけで検討するという考え方もあります。コア・サテライト戦略と呼ばれるこの考え方は、値動きの大きい商品を全体のごく一部にとどめることで、リスクを抑えながら成長分野への投資機会も取り入れる方法です。
新NISAでのテーマ型ETFの扱い
新NISAの成長投資枠では、SMHやICLNなどのテーマ型ETFが対象銘柄に含まれている場合がありますが、すべての銘柄が対象というわけではありません。特にARKKのようなアクティブ運用型ETFは対象外となっているケースもあるため、購入を検討する際は利用している証券会社の対象銘柄一覧を事前に確認してください。
まとめ
テーマ型ETFは、AIや半導体、クリーンエネルギーといった成長分野に集中投資できる魅力的な商品ですが、その分値動きの大きさや人気の移り変わりによるリスクも抱えています。
これまでのシリーズで紹介してきたS&P500型ETFのような幅広く分散する商品を軸にしながら、テーマ型ETFは資産の一部で活用するという考え方が、多くの方にとって現実的な付き合い方といえるでしょう。
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本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品への投資勧誘ではありません。投資は自己責任のもとで行ってください。制度の詳細は金融庁公式サイトをご確認ください。
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