この記事の要点
- 米国株の始め方は3ステップだけ
- ステップ①:証券口座を開設する(所要時間:約15分)
- SBI証券と楽天証券、どちらがおすすめ?
- 口座開設に必要なもの
- 開設手順の流れ
カテゴリ:米国株・資産形成・投資の基礎
米国株の始め方は3ステップだけ
「米国株に興味はあるけれど、何から始めればいいかわからない」——そう感じている方は少なくありません。実は米国株投資は、証券口座の開設、新NISA口座の設定、そして最初の1本の購入という、たった3つのステップで始められます。この記事を読めば、口座開設から実際に購入するところまで、必要な手順がすべてわかります。米国株とは?基礎知識もあわせて押さえつつ、私(とびー)自身も2020年に米国株投資を始め、5年間で資産を13倍に増やしてきました。その経験もふまえながら、初心者の方が迷わず一歩を踏み出せるように、順番にわかりやすく解説していきます。
ステップ①:証券口座を開設する(所要時間:約15分)
米国株を買うには、まず証券会社で口座を開設する必要があります。銀行の窓口へ行く必要はありません。スマホだけで手続きが完結します。
米国株の取引では、取扱銘柄数や為替手数料の差が長期的なコストに大きく影響します。だからこそ、証券会社の選び方でも紹介しているとおり、ネット証券を選ぶのが基本です。窓口型の証券会社に比べて、手数料が大幅に安く設定されているためです。
SBI証券と楽天証券、どちらがおすすめ?
初心者に人気なのが、SBI証券と楽天証券の2社です。
どちらを選んでも、米国株投資自体に大きな差は出ません。迷ったら、普段使っているポイント経済圏に合わせて選べば失敗しにくいでしょう。
口座開設に必要なもの
口座開設に必要なものは、次の2点だけです。
・本人確認書類:マイナンバーカード(1点で完結)
または、運転免許証+マイナンバー通知カードの組み合わせ
・振込先の銀行口座(入金・出金用)マイナンバーカードがあれば、スマホのカメラで撮影するだけで本人確認が完了します。
開設手順の流れ
口座開設の流れ
1. 証券会社の公式サイト・アプリで口座開設を申し込む
2. 本人確認書類をスマホで撮影してアップロードする
3. 審査が行われる(最短翌日〜3日程度で完了)
4. 口座開設完了の通知を受け取る
5. 初回入金をして取引の準備が整う審査完了までは最短で翌日、遅くとも3日程度が目安です。難しい書類作成は一切なく、スマホひとつで完結する手軽さが特徴です。
ステップ②:新NISA口座を設定する(税金ゼロにする最重要設定)
証券口座の開設が終わったら、次に必ず設定しておきたいのが新NISA口座です。この設定を忘れると、本来払わなくてよい税金を払うことになってしまいます。
新NISAとは何か・なぜ必須なのか
新NISAとは、ひとことで言えば「利益に税金がかからない口座」です。新NISAについて詳しく解説しているページもありますが、ここでは要点だけお伝えします。
通常の課税口座で得た利益には、約20%の税金がかかります。仮に100万円の利益が出ても、約20万円が税金として引かれてしまいます。新NISA口座であれば、この20万円がまるごと手元に残ります。NISAを使わない米国株投資は、得られるはずの利益の約2割を自ら手放しているのと同じなのです。
つみたて投資枠と成長投資枠の使い分け
新NISAには2種類の投資枠があります。
両方を合わせると、年間360万円、生涯では1,800万円まで非課税で投資できます。まずはつみたて投資枠を使い切ることを目標にし、余裕が出てきたら成長投資枠で個別株にも挑戦していくのがおすすめです。
NISA口座の設定手順
NISA口座は、証券口座とは別に申請が必要です。
NISA口座の設定手順
1. 証券会社の管理画面で「NISA口座開設」を申し込む
2. マイナンバーの登録・税務署での審査を待つ(通常数日〜2週間程度)
3. 開設完了の通知を受け取る
4. 商品の購入画面で「NISA口座(つみたて投資枠)」を選択する一度設定してしまえば、あとは購入のたびに口座を選ぶだけです。難しい手続きは最初の1回だけと考えておきましょう。
ステップ③:米国株・S&P500インデックスファンドを購入する
口座の準備が整ったら、いよいよ実際に商品を購入します。
初心者に最もおすすめの商品(eMAXIS Slim 米国株式)
数ある商品の中でも、初心者の最初の1本としておすすめされることが多いのが「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」です(あくまで参考例としてご紹介するもので、特定の商品を推奨・勧誘するものではありません)。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)が選ばれる理由
・信託報酬(ファンドの年間維持費)が0.09%台と業界最安水準
・米国優良企業500社に自動的に分散投資できる
・新NISAのつみたて投資枠の対象商品になっている信託報酬とは、ファンドを保有している間ずっとかかる年間の維持費用のことです。この費用が低いほど、長期的なリターンを圧迫しにくくなります。
積立設定の手順(毎月自動購入)
購入方法は、毎月自動で買い付けが行われる「積立設定」がおすすめです。
積立設定の手順
1. 証券アプリで「投資信託」→「積立買付」を選択する
2. ファンド名を検索して選ぶ(例:eMAXIS Slim 米国株式)
3. 毎月の積立金額と積立日を設定する
4. 購入先の口座で「NISA口座」を選択する
5. 設定を確定すれば完了一度設定すれば、あとは自動的に毎月買い付けが行われます。買ったあとは、基本的にほったらかしでかまいません。
いくらから始めればいいか
積立金額の目安
・最低ライン:月5,000円〜(無理のない範囲でスタート)
・おすすめ:月30,000円(年間360,000円)
・積極派:月100,000円(NISA枠を12ヶ月で使い切る)まとまった資金は必要ありません。少額からでも始められるので、まずは無理のない金額でスタートし、慣れてきたら増額していくのがよいでしょう。
米国株を始める前に知っておきたい3つのこと
投資を始める前に、リスクや仕組みも理解しておくと安心です。ここでは、知っておくと安心できる3つのポイントを紹介します。
為替リスクとは(円高・円安の影響)
米国株は米ドル建てで取引されます。そのため、同じ株価でも1ドル150円のときと1ドル130円のときとでは、円換算した評価額が変わってきます。円高になると評価額が下がり、円安になると評価額が押し上げられるのが基本的な仕組みです。ただし、毎月一定額を買い続ける積立投資であれば、購入タイミングが分散されます。結果として、為替の影響は長期的に平準化される傾向があります。短期の為替予想に頼るのではなく、長く続けることを前提に考えておくとよいでしょう。
税金の仕組み(特定口座・確定申告)
証券口座を開設するときは、税金の取り扱いも選ぶ必要があります。特定口座(源泉徴収あり)を選んでおけば、証券会社が税金の計算・納税まで行ってくれます。そのため、確定申告は原則不要です。NISA口座内での利益であれば、税金そのものがかかりません。米国株の税金について詳しくは、こちらのページでも解説しています。
長期投資が基本である理由
S&P500は、短期的には上下することがあります。リーマンショックやコロナショックのように、大きく値下がりした局面も過去に何度もありました。しかし、過去を振り返ると、そうした暴落のあとも数年以内には値を戻し、長期的には右肩上がりで成長してきた実績があります。目先の値動きに一喜一憂せず、20〜30年という長い視点で保有し続けることが、米国株投資で成果を出す基本です。
よくある質問(FAQ)
Q: 米国株はいくらから始められますか?
A: 積立なら月100円から可能です。S&P500のインデックスファンドは少額から購入でき、当クラブの勉強会でも「まずは月1,000円から」とお伝えしています。
Q: 米国株と日本株どちらがいいですか?
A: 長期投資が目的であれば、過去100年以上成長してきた米国株(S&P500)が有利とされています。もちろん、両方に分散して投資するのも一つの選択肢です。
Q: NISAがあれば税金はかかりませんか?
A: NISA口座内での利益は非課税です。ただし米国株の配当には、米国側で10%の現地課税がかかります。確定申告で外国税額控除を申請すれば、その一部を取り戻せる場合があります。
Q: 米国株に向いていない人はいますか?
A: 短期間で大きく稼ぎたい人や、元本保証を求める人には向いていません。10年以上の長期視点でじっくり取り組める人に適した投資です。
Q: 一人で勉強するのが不安です
A: 東京米国株クラブでは、初心者向けの少人数制セミナーを開催しています。口座開設から最初の購入まで、一緒に学ぶことができます。詳しくは米国株のセミナーで学ぶをご確認ください。
まとめ:今日から始められる米国株投資
米国株投資は、証券口座の開設、新NISA口座の設定、そして最初の1本の購入という3つのステップさえ済ませてしまえば、決して難しいものではありません。特別な知識や、まとまった資金がなくても、今日から始めることができます。具体的な銘柄選びやファンドの比較についてはS&P500の始め方はこちらでさらに詳しく解説していますので、次のステップとしてぜひご覧ください。
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本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品への投資勧誘ではありません。投資には元本割れのリスクが伴います。最終的な投資判断はご自身の責任のもとで行ってください。制度の詳細は金融庁公式サイトをご確認ください。
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